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1つの脳内物質がパチンコ・パチスロ依存症を引き起こす訳

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なぜギャンブルにハマるのでしょうか?

楽しいから?儲かるから?ワクワクするから?

 

脳科学として、2つの脳内物質によりギャンブル依存症が引き起こされると

考えられています。

 

ます一つはドーパミンです。

ドーパミンとは別名「やる気ホルモン」とも言われ、

恋をしてドキドキしたり、運動したり、笑ったり、歌ったり、美味しいものを食べたり

要は気持ちの良い事をした時にドーパミンが放出されます。

 

このドーパミン、体に必要な物質で、そもそも人間が必要な行為を

自然に繰り返すために本能的に備わった機能なのです。

 

子孫繁栄、人口を増やすためには、性行為をする必要があります。

強制的に性行為をしなさいと言われてするものではなく、

自然に恋をして、恋をした後は自然な流れで性行為をして、そして子供が生まれて人口が増えていく。

うまくできていますよね。

 

運動もまた同じです。

健康的に過ごすには、運動して、血行をよくする必要があります。

運動した時にもドーパミンが出ますので、継続して運動しようというモチベーションにもつながります。

 

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出典:wedge.ismedia

 

ドーパミン効果についての実験

ドーパミン=快楽時に放出される脳内物質ということがわかりましたが、

ラットを使った有名な実験があります。

 

ジェームズ・ミルナーとピーター・オールズによる実験です。

 

1つは、ラットがある場所に行った時に、刺激を与えると、

その場所に執着するようになった実験です。

 

2つ目は、自分の脳の報酬回路に電気刺激を与える電極を差し込まれたラットを用意しました。

そして、押すと電気刺激が流れるレバーを与えると、ラットは自分の脳を刺激するために

レバーを押し続けたのです。

ひどい固体になると、食事をするのも忘れ、性行為をすることも忘れ、育児放棄してまでも

レバーを押し続け、1時間に7000回も押し続けたのです。

 

 

これってパチスロなのでは?

・ある場所に行った時に、刺激を与えるとその場所に執着

・快楽を得るためにレバーを押し続ける

 

ある場所(パチンコ屋)に行った時に、刺激(大当たり)を与えるとその場所に執着

 

快楽(大当たり)を得るためにレバー(スロットのレバー)を押し続ける

 

これってまさにパチスロなのではないでしょうか?

ラットの実験も元に、人間にも適用できるのではないかと

パチンコ業界が巧みに仕組んだシステムなのではないでしょうか。

 

 

ギャンブルで勝つとドーパミンが放出される

ギャンブルで勝つと楽しいですよね。

すなわち快楽を得る訳ですからドーパミンが放出されます。

 

ドーパミンが人間に必要なものだし、ドーパミンが簡単に出るならやる気が出ていいのでは?

と思う人がいるかもしれません。

そもそもドーパミンは何か努力して、達成した時に放出される事が多いのです。

例えば営業の仕事で努力して案件を獲得した時には、ドーパミンが放出されます。

そんな毎回成功するわけではなく、たまに成功する(=ドーパミンが出る)ので問題ないのです。

 

ギャンブルは、努力もせずに快楽を得ることができます。

うまくいけば1日で10万以上勝つこともあります。

アルバイトで一日中頑張ったとしても1万もらえれば良い方ですよね。

その数週間分の報酬が一瞬で手に入るとドーパミンが過剰に放出されます。

 

ドーパミンが常に過剰に放出されると、脳が覚えてしまい

常にドーパミンが出る行為に走ってしまうのです。そして、さらに多くのドーパミンを求めてしまうのです。

 

最初は5000勝ちで満足しても、次は満足できない理由はこのドーパミンにあるのです。

 

 

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